長谷川有貴子 管理栄養士 指定発言


食物アレルギーの起こる仕組み

検討項目は

予防のために

管理栄養士として


OPS#2配付資料:

食物アレルギーについて


食物アレルギーとは

アレルゲンを含む食物をとることにより、体内でアレルギー反応が起こり、種々の症状を示す場合を食事性アレルギーという。アレルギーの発症には、遺伝因子が重要視されるが、食事摂取時の健康状態や感情、食品の鮮度、気候なども関与する。

〔原因〕
アレルゲンが含まれている食品は、卵、牛乳、肉類、魚介類、大豆製品などのタンパク質性食品が主で、そのほか麦、そば、ビール酵母、野菜、果物などたくさんの食品が原因になりうる。


〔症状〕
食事性アレルギーの症状は、あらゆる器官に起こる。症状のあらわれ方には、食物摂取後数分から1時間以内に発生する即時型と、数時間から1〜2日後に現れてくる遅延型がある。
1) 消化器症状:腹痛、下痢、嘔吐、口内炎など
2) 呼吸器症状:鼻炎、気管支喘息など
3) 皮膚症状:蕁麻疹、かゆみ、湿疹など
4) 神経症状:偏頭痛、めまいなど
5) 循環器症状:浮腫、頻脈など
6) 全身症状:違和感、だるいなど


〔食事療法及び予防〕
アレルギー疾患の食事療法の原則は、病因的抗原としてある特定な食事が確定されたなら、これは食べないということである。しかし、病因的抗原であっても、体調のよいときには症状を現さないが、疲労したときに食べると症状を現すような場合もある。食品は鮮度のよいものを用い、着色料、保存料、漂白剤のなどの食品添加物が過度に使用されていると思われる食品は避ける。さらに食べる量、食べる頻度の調節を行う。また、除去食品による栄養素摂取のアンバランスを防ぐために代替食品を利用するなどの指導も必要である。

抗原性の強い食品
牛乳、卵 とくに生卵の白身
魚介類 サバ、ニシン、サンマ、アジ、イワシ、サケ、マグロ、カツオ、エビ、カニ
イカ、タコ、カキ、アサリ、ハマグリなど
穀類 ソバ、トウモロコシ、麦
野菜類 タケノコ、ヤマイモ、サトイモ、ナス、ゴボウ、マツタケ、ホウレンソウ、フキ、ワラビなど
肉類 豚肉、牛肉など
果物 イチゴ、レモンなど
その他 チョコレート、カラシ、ピーナツなど




ぜんそくの誘因となる魚介類、野菜類
サバ、サンマ、カニ、カツオ、アジ、貝類、マグロ、イカ、サケ、イワシナス、タケノコ、ホウレンソウ、ヤマイモ、キノコ、フキ、タマネギ、ジャガイモ、サツマイモ、ワサビ、インゲンマメ、エンドウマメ、ピーナツ


じんましんの原因となる魚介類と野菜類
サバ、アジ、エビ、カニ、カツオ、サンマ、貝類、マグロ、ヤマイモ、タケノコ、ナス

参考文献

・食事療法事典(同文書院・浅野誠一、吉川政己、塩川優一、増田正典、小坂樹徳 編集)
・臨床栄養学(理工学社・医学博士 今井陽 著)
・ビタミンがすんなり分かる本(廣済堂出版 丸元康生)




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