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心電図の勉強

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心電図は難しいと思っている諸兄が多いと思うが、心電図は決して難しいものではない。少なくとも救急現場で役に立つレベルなら、1日もあれば修得できる。心電図の学習のコツを教えよう。

1)理論は無視する
アイントーベンの三角は覚えなくていい。単極誘導も双極誘導も無視して良い。心電図はパターン認識だと思って、ひたすら図だけ見ていく。

2)能率的に読む心電図には読む順番がある。
a. リズムを
見る整脈か不整脈か
b. Pを見る
あるかないか
c. QRSを見る
正常か上室性不整脈か心室性不整脈か
d. ST-Tを見る
正常か下降か

3)正常値はマス目の数で覚える
時間軸(x軸)は大きなマス5mmが0.2秒で小さなマス1mmが0.04秒である。電位軸(y軸)は大きなマス5mmが0.5mVである。しかし、そんなことは覚えなくても良い。PR間隔は3〜5マスで、QRSは2.5マスであることを覚える。マス目で覚えるほうがずっと実用的だ。

4)危険な不整脈のみを覚える
救急隊にとって大切なのは、危ないか大丈夫か判断をつけることである。生命に危険な不整脈は数えるほどしかない。PVC, VF, VT, R on Tくらいなら特徴的なのでそう苦労しないで覚えられる。あとは無視する。無視していても関心さえあればいつかは覚えられる。

5)ひたすら読む
学生の時に公衆衛生の実習で、心電図100枚を10分以内に読むということをやった。100枚が1冊になっていて、それを5冊ほど読んだ。5冊目は多分3分ほどで読めたと思う。それまではじっくり読んでいてあまり役に経たなかったが、その実習のあとは大きな間違いをせずに読めるようになった。健康診断のための実習だったようだが、何でも数をこなすことが大切なんだと思い知った。救急隊ではひたすら読むにも手元にそんなに心電図はないだろう。その時には他の隊員が持っている心電図を見せてもらったり、医学書を立ち読みして(医学書は高いから買えとはいわない)数をこなすことが必要だろう。心電図は読んだ数だけ読めるようになると考えて頑張ろう。

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