2002/04/12(Vol.105)号「肩関節の痛み」

●麻酔科のお話

 皆さんこんにちは。2週間もの休みを頂いた玉川進です。もうウイークリー
 には復帰しないのではないかと思った方もいるでしょう。でも、お世話にな
 っているビッグマウスのために今回も書きます。
 4/24に開催する「興部進歩の会OPS」勉強会の準備は着々と進んでい
 ます。懇親会の会場も宿泊場所も確保しました。また、OPSのホームペー
 ジには勉強会の予習用に心電図の講義を開始しました。OPS掲示板には講
 師として予定している枝幸消防の嘉津山さんの書き込みもあります。来週の
 今頃にはプリントもできあがって準備万端、といきたいところです。

  〜肩関節の痛み〜

 肩はとても良く動く関節です。動く範囲は全関節の中で文句なく一番です。
 良く動くということは逆に言うと関節が弱いことを意味します。肩関節の構
 造は膝関節よりさらに弱く、白い袋が肩の骨を被っており、これに肩の筋肉
 が靱帯の代わりとなって肩を取り巻いているだけです。ですからちょっとし
 た力で肩関節は外れますし、肩関節脱臼で悩んでいる人には横綱千代の富士
 のように肩の筋肉を鍛えることを勧めます。
 肩の痛みは年齢が上がるに連れて経験する頻度も多くなります。最も多いの
 が四十肩・五十肩でしょう。五十肩は肩関節周囲炎と言って、肩の関節の回
 りが腫れていたくなる病気です。症状は痛みと「髪結い・帯締め」ができな
 くなることです。バイ菌が付いたわけではないので熱は出ませんが、ジクジ
 クと常に痛みがあって夜眠れなくなります。また肩を押すと三カ所に痛みを
 感じます。外傷などのきっかけがなく、これらの症状が出てくるのはほぼ五
 十肩に間違いありません。原因は肩関節の中のこすれなどから腫れがひどく
 なると考えられています。つまりは運動に肩が付いていけなくなったという
 ことで、歳を感じる病気でもあります。

玉川 進(たまかわ すすむ)

旭川医科大学第一病理学講座


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