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170910飯嶋竜平(千葉県消防学校)基本なくして応用なし



今回は、消防学校教育で私自身が一番重要と考える言葉、「基本なくして応用なし」に包含される3つの基本を紹介する。



1.挨拶のできる消防(社会)人になれ

ビジネスマネーの基本中の基本である挨拶が出来ない人が多い。入校当初は緊張から声が出ない人もいるとは思うが、ほとんどの人は今までの生活習慣として実施していない、適当に行っている、そして挨拶の必要性も理解していないためできない(やらない)のではないかと推測する。

君達には、感じの良い挨拶ができる人に是非ともなっていただきたい。感じの良い挨拶は相手に礼儀正しく謙虚で思いやりに満ちた人柄を感じさせ、先輩・上司・住民からの信頼を得ることにも繋がる。



2.消防人としての自覚を持って行動せよ

消防学校は教育機関ではあるが、今までの学生生活とは全く違うということを自覚していただきたい。君たちは学生でありながら給与をもらっている。日々の勉学・訓練は仕事であることを理解し、行動して欲しい。

消防業務の完遂を期すためには、厳正な規律の保持と迅速適確で秩序ある行動が要求される。自分の言動に責任を持ち、報告・連絡・相談をしっかりと行うこと、規律を守り、他人に迷惑をかけずに和衷共同して職員の団結を強固にすること。言うのは簡単だが、行動に移そうとする多大な困難が待っている。しかし、消防人としての自覚を持って行動することで必ず身に付くものである。



3.行動変化のプロセスを理解せよ

一つの事項を身につけるためにはその事項に合ったレディネス(readiness)が必要である。レディネスとはある学習が効果的に進行するために最低限の基本的理解力、言い換えれば必要な心身の能力・態度が準備されている状態を指す。

消防人「心の語録」の中に「心が変われば行動が変わる」という一文がある。私の経験では心の変化はいきなり行動を変化させるものではなく、3つのステップを経る必要がある。心を変えたいという気持ちを持つことにより、意識が変わる。意識が変われば態度にも変化が表れる。そして態度が変われば行動が変化するのである。

「服装も乱れている人は心も乱れている」を例にとれば、服装は消防人の心意気を示すものであり、美しく完璧に着こなしてこそ一人前の消防吏員になるためのスタートを切れる。しっかり着こなす意識を持ち、実際にしっかりと服装を着こなすと勤務態度にも変化が表れ、消防の勤務・災害活動等の行動についても変化が表れる。

初任または若手消防吏員は「鉄は熱いうちに打て」に従い、この普遍的な基本を早期習得してレディネスの段階を高め、数々の講義・訓練を重ね、教官・講師、所属であれば先輩・上司の指導により知識・経験を効率よく吸収すべきである。成功までの道のりが失敗の積み重ねであったとしても、「レディネス」を疎かにしては成功はおぼつかない。



君たち学生の可能性は無限大である、自分で限界を決めるのではなく、常に向上心を持って勤務し精進し、そして飛躍していただきたい。


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17.9.10/1:18 PM