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170910三品昌一(明石消防)小学生と取り組む介護予防

三品昌一(みしなしょういち)

41歳

平成9年4月 消防士拝命

平成17年5月 救急救命士合格

趣味 旅行

看護師からお話を伺い私は大変驚きました。50歳後半の男性が救急搬送されたのですが、奥さんの話では「発症したのは昨晩で、最初は半身の軽いしびれ程度で、救急車を直ぐに呼ぶことも考えたが、当日見た回覧板には「救急車の適正利用」が書かれており、軽い症状では救急車を呼ぶべきでないと思い、翌朝まで様子を見ていたら歩けなくなった」との事でした。奥さんは、救急車を直ぐに呼ばなかったことを大変悔やんでいました。

私は、消防機関が市民を守るための広報活動で、正確な内容が伝わらずに逆効果となってしまったことに大変憤りを感じました。また、要介護状態になった方も見てきて、「少しの知識がで症状の回避ができたのではないか」「その知識を当り前の知識にするためにはどうするか」考えました。そこで出てきたのが、「若い世代に伝える事が将来的に当たり前の知識として定着する近道だ」との考えです。私たちは学校教育に着眼し、この少しの知識を小学生に伝えることにしました。小学生たちは、大事な人が要介護状態になったら生活はどう変わるか?ということを想像して介護の大変さを理解し、将来のための知識を得ます、加えて私たちは、小学生が早期発見早期通報を担う「脳卒中バイスタンダー」となるように期待しています。

私達が行う介護予防授業について、周囲の方が肯定的に受け取ってもらえるのか不安でしたが、小学校の授業に組み込んでもらえるように、学校関係者に説明に行った際、ある先生から「自分の親が脳卒中で後遺症が残り、現在介護が必要な状態で、私より妻が苦労しています、こういった教育を子供の頃から教えるのも大事だと思います」という意見を頂きました。授業を行った後の保護者に対するアンケートにも、私達の意図に沿った内容が書かれていました(図)。


この活動を長く続けることで、将来、この少しの知識が市民の当たり前となり、要介護者の減少に繋がり、しいては本当の意味での「救急車の適正利用」にも繋がると考えています。


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http://ops.umin.ac.jp/

17.9.10/1:02 PM