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看護師と救急隊

作:うりぼう


100516仕事の意味 100516先生!大変です!救急車を呼びますか!! 100417わかりやすく<伝える>技術 ブリッジマンの技術 090509不機嫌な職場 090209頭痛の話 090106日常生活の法医学 081205なりたい人、なれなかった人。 081104国家試験"裏"必勝法?!  061205最大の試練 051031看護師と救急隊


 看護師さんたちとの仲って、とっても大切ですよね。傷病者の受け入れ確認や搬送中の情報伝達、そして病院での引き継ぎと救急活動における全ての段階において、救急隊員は看護師さんたちと手際よく、正確に情報の交換行わなければなりません。そのためには、お互いがどんな人間なのかを知っておくことが必要だと感じるのです。でも、消防職員って、結構シャイだったり、女性の前では寡黙だったり(笑)するものですから、なかなかお互いを知ることが出来ずに、どちらかといえばよそよそしい感じのままで引き継ぎを済ませて、そそくさと帰ってきてしまうことが多いのではないかと思われます。

 でも、ちょっとしたきっかけでお互いのことを理解し合えたり、そのお陰で話がしやすくなったりってことがありますよね。これってすごく大切なことだと思います。だから、積極的にこちらの側からも働きかけていくべきなのです。手段は問いません、ってこともないですが...(苦笑)。できれば、看護師さんたちにも興味が持てる分野でアプローチをかけていけると良いですね。最近では、ACLS(ICLS)コースに誘い出すとか、BLSの講習会を院内で行うといった方策なので、学習意欲のある看護師さんたちを上手く救急の側に引き込んでくる人(別名:仕掛け屋)が各地で暗躍(笑)しているようです。実は私も、仕掛け屋志望で、大物仕掛人の技を盗もうとしているところでした。

 そんな折り、地元で開催するJPTECのセミナーに、私たちが日頃救急搬送でお世話になっている基幹病院の看護師さんたちが初めて受講申込をしてくれました。勧誘をしてくれたのは、その病院に勤務している先生だったのですが、労せずして得たこの好機をなんとかして生かさねばとの思いが一気に高まりました。アプローチしていく大義名分はこれで十分となった訳です。

 まずは、セミナーに向けた事前勉強会を消防署に来ていただくかたちで開催しました。はじめはやはり、お互いに距離を感じつつ緊張した面持ちでの勉強会でしたが、いろいろとお話をしていくうちに、そして回を重ねるごとに、打ち解けた雰囲気の中で事前勉強を進めていけるようになっていきました。私たちも、看護師さんたちも、仕事を終えたあとのプライベートな時間をそれにあてて取り組んでいたこともあり、仕事上のことだけでお話をするのに比べて、より親しみを持った間柄になれたものと感じました。また、だんだんと親しくなっていくうちに、普段は決して聞けないようなお話やとてもためになるお話なども伺えるようになりました。こういった関係を作り上げていくことこそが、最も大切で必要なことなんだと改めて強く思った次第です。

 ところで、きっかけとなったJPTECのセミナーですが、事前勉強会に参加して下さった看護師の方々は見事優秀な成績を修められ、心地よい疲労感と今まで知らなかった世界を知ることが出来た喜びとを感じ取っていただけたようでした。さらにその後も、救急に関する講演会や勉強会についてご案内を差し上げたところ、興味を示して下さり、積極的に参加していただけるようになりました。同僚の看護師さんたちにも声をかけてくれるようにもなり、少しづつですが看護師と救急隊の交流の輪が広がり始めています。

 やる気のある人、興味を示してくれそうな人は必ずどこにでもいるはずです。しかし、じっとしていては目の前にあるものでも決して手にすることは出来ませんよね。傷病者、患者の利益のために、そして自分のためにも、看護師さんたちと相互理解に基づいたスムーズでスマートな情報のやり取りができる環境を整えていかねばなりません。


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