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071205頼まれ事は引き受けよう

作)自転車小僧


自主勉強会開催秘話 何事も経験 病院実習 頼まれ事は引き受けよう


 小心者の私は、とかく人に何かを頼まれたりすると断れず「あっ、いいですよ」と返事をしてしまい、後で「あー、失敗。断ればよかったかな?」と後悔することばかりでした。2人の息子が小学校に入学し、親の自分はPTAの仲間入り。そこで頼まれたのがPTA役員。「一緒にやってみないかい?よろしく頼むね」と会長からの依頼にいつもの調子で「私でよければ、協力しますよ。よろしくお願いします」と答えてしまいました。受けたあとで考えると、役員会だの、PTA○○大会だの、夜や日曜日の会議等が多く大変ということしか思いつかず憂鬱になっていきました。

 しかし、実際にやってみると、役員にならなければ経験できないことが意外に多かったのです。他の役員と接する機会も当然多くなり、他の職場の人と繋がりを持てたり、学校にお邪魔することが多くなり、担任以外の先生とも接する機会も何かと多くなりました。このことが後で活かされることとなります。

 ある日のセミナー慰労会の席で盛り上がったのは救急講習会ネタでした。話題は「心臓マッサージははたして何歳からきちんと押せるだろうか?」おおかたの予想は中学生からなら十分できるだろうとのこと。では小学生はどうでしょう。「悩んでいてもしょうがないので、実際に小学生に心臓マッサージをやてもらって、どのくらい押せるものか実験してみよう」という話になったのです。PTA役員になったことを慰労会で喋っていた私が学校に話してみることになりました。

 次の日早速小学校へ「心臓マッサージの実験」のことを相談してみました。小学校全児童に1分間心臓マッサージをやってもらい、どのくらい押せるものなのか、と実験内容を伝えました。すると「それは面白そうだね。やりましょう!」と快くOKが出たのです。よくよく話を聞いてみると、小学校では普通教科の学習以外に総合学習という時間があり、その時間に何をやろうか悩んでいたところだったそうで、丁度いいタイミングだったようです。

 準備をすすめ実験当日、セミナーを担当した医師、救急隊員、職場の同僚、そして学校の先生に手伝ってもらい実験が始まりました。小さな学校なので1・2年生、3・4年生、5・6年生の3つのグループに分けての実施です。みなさんの協力がありスムーズに実験が終了しました。実験が終わった後、子供たちに感想を聞くと、「強く押すのが難しかった」「人を助けられそうな気がした」「恥ずかしかった」などと言っていました。実験には私の2人の息子も参加していたのですが、学校から帰宅した息子が「まさか、お父さんが学校の授業に来るとは思わなかった。びっくりしたよ」と興奮しながら喋ってくれました。協力してもらった先生方からも、「今回の実験、初めてでしたがすごく楽しかったよ。また機会があったら、こういう実験をやりましょう」と感想を頂きました。なかなか経験できない思い出ができました。

 今回の実験では、PTA役員をやっていて本当に良かったとつくづく思いました。あまり気乗りしないで引き受けてしまった役員ですが、やらせてもらって本当によかった。みなさんも何かを頼まれたら引き受けましょう。損はないと思います。


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08.10.12/10:22 AM