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080807夢なき者

作)ひまわりパパ


JCSの物差し 正義の味方 職人消防士への道 夢なき者


 「夢なき者、目標なし。目標なき者、実行なし。実行なき者、成果なし。成果なき者、喜びなし。」誰の言葉か忘れてしまいましたが、この言葉だけは忘れられず、私の行動の指針となっています。

 課程救急隊員の宿命ともいえる環境の変化によって、スーパーオールラウンダー消防官を目標にして1年が過ぎ、「目標の実現に向けた方向性としてはこれでいいのか。」「分からない事だらけだ。」「俺って駒が小せぇ〜」とへこむことの連続で、成果が必ずしも喜びに繋がらないので迷ったり、挫折したり、落ち込んだり・・・。

 ある日のこと、小児のCPAに出動した後輩。自分の子供と重なってしまい、力になれなかった悔しさを真剣に訴えてきました。顔を紅くし、涙目になりそうになるのを堪えながら。そんな真剣な訴えに私が答えた言葉は「惨事ストレスになるなよ。」の一言。違うだろ。そうならないための道筋をつけてあげなくては・・・自分の希望を述べただけじゃないか。全く力にならない頼りない先輩と思われてしまう・・・先輩失格

 明確な警防規定を持たない我が署。硫化水素ガスへの対応は教科書的対応と現有資機材を用いて繰り返しのシミュレーション訓練で対応マニュアルを作っていくとのこと。救急小隊長として訓練に参加した私は複数の救急隊役として訓練に参加し、小隊長として精一杯の対応をしてみたものの、警防隊長は「もっといろんな想定考えて出してくれ。」と一蹴。(試されてんのか?俺?)・・・小隊長成長不足

 大型免許を持たない私ですが、自分自身の想定になかった消防ポンプ車の機関員をすることになりました。普通車タイプの水槽付ポンプ車です。厳冬期などは水を溢れさせるだけで、凍結路面で隊員を負傷させるかもしれない。細かい技術も含めてモノにしなくてはいけない、と分かっているのですが、脳みそまで筋肉の私には感覚というものが全く音痴・・・機関員未熟

 機関員として災害デビューを心配する前に消防車小隊長デビューが訪れてしまいました。救助救急で育った私にとって人の命を助ける活動はなんとかなっても街を守る感覚は忘れつつある感覚です。この環境を喜ばなければと思いつつも同じくらい不安も増えるばかり・・・消防隊経験不足

 昔から予防行政を苦手にしてきたのですが、これからはしっかり学んで頑張らなければいけないと、心に決めていたもの、査察立会者からの質問はベテランの先輩に頼ってしまいます。文武両道挫折です。助けてください。

 急遽、代理勤務場所変更で久しぶりの本署勤務。電子制御の消防ポンプ車にカルチャーショック。加えて警防隊長から「夜から指揮隊に入ってくれ」の命令。想定外。(冷や汗)

 スーパーオールラウンダーと称してみているものの、長い期間、救急にのめりこんでいたため、目標を定める前に次の試練が訪れるという感じ。これで、目標を見失わずというのも酷な話だ。挫折も、迷いも、不安も、落ち込みも、まさかベテランと言われても良さそうな年齢になって訪れるとは・・・。

 そんな折に「座右の曲、第1位にミスチル、終わりなき旅」の記事を読みました。
♪ 胸に抱え込んだ迷いがプラスの力に変わるように・・・次の扉をノックしよう・・・もっと大きなはずの自分を探す・・・♪
まるで自分のための曲ではありませんか。夢の実現に向けて、力が湧いてきました。
「頑張るぞ!」

 まてよ。私の夢って・・・。
 夢なき者・・・それは私のことでした。


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08.8.7/11:55 AM